薬膳的きょうのご飯・・・梅雨は湿を除いて健脾・2
前回は、鶏とカボチャとコーンを使った炒め物でしたが、今回はその日に一緒に作ったご飯とサラダです。
簡単ですから、作ってみてくださいネ。
枝豆レモン塩ピラフ
材料(米3カップ分)
米3カップ、枝豆むき身約150g、レモン塩適宜(レモン1/8~1/6個分程度、皮を入れること)、バター小さじ1
作り方
①枝豆のむき身を用意する(生でも冷凍のものでも可)
②米を洗ってふつうに炊飯する水加減にし、枝豆・レモン塩・バターを一緒に入れて炊く。
③炊き上がったら、レモンをつぶしながらさっくり混ぜ合わせる。
ポイント
レモン塩は、皮の部分を入れると香りがよく食欲が増します。
薬膳料理にはバターはほとんど使いませんが、風味が増し全体をうまくまとめてくれますので、少し入れることをおすすめします。
ピラフといっても油っぽくはなく、ちょっと洋風な?豆ごはんだと思ってください。
たくさんの種類がある「豆」は、どれも少しづつ違う作用を持つものの、ほとんどみな「利水滲湿」の効能を備えています。
湿を除き脾の負担を軽減するために、豆を食生活に上手に取り入れたいものです。
豆の多くは保存のために乾燥させてあり、調理前にひと手間かかることが多いのですが、枝豆はお手軽ですね。
暑い時期には熱々の炊き立てご飯がちょっと苦手ですが、このご飯はレモン塩が効いてさっぱりとした風味がよく食欲がわきます。
枝豆は栄養価が高く、夏バテ予防にもいいですしね!
我が家のレモン塩は5年もので、だんだんとレモンの皮の部分も溶けてきています。
レモン塩の作り方はネット検索で紹介されていて簡単ですが、家にないという方は、無農薬のレモンの皮(黄色い部分だけ)をみじん切りにするか、すりおろしたものを入れて、お好みの塩加減で炊飯されるといいですョ。(白い部分を入れると苦くなるので注意です)
次はいろいろな豆が入った簡単サラダです。
いろいろ豆のサラダ
材料(4人分)
ミックスビーンズ150g~200g(缶詰・無塩のもの)、玉ねぎ1/8個、きゅうり1本、コーン(粒)お好みで
ドレッシング(レモン汁、塩、オリーブ油)パクチーペッパー少々
作り方
①ミックスビーンズは缶から出して、水気を取っておく。
②玉ねぎをみじん切りにし、水にさらして辛みを和らげておく。
③きゅうりは豆の大きさに合わせて、さいの目に切る。コーンは身をばらしてゆでる。
④ドレッシングの材料を合わせて、好みの味に調えておく。
⑤水けを絞った玉ねぎと①③をドレッシングで合えて30分ほどおく。好みでコショウかパクチーペッパーを少々加える。
ポイント
豆をドレッシングで合えたら、しばらく置いて味をなじませます。塩を使いすぎるのを抑えることができます。
本当は、枝豆以外の豆があまり好きではありません…味がはっきりしないとか、食感がモソモソする気がして…。
でも豆はいろいろな効能を持つ優等生ですもんね、自分の好みの味付けで食べるようにしています。
食べる気になったときにサッと作るために、缶詰やドライパックを利用します。
できるだけ、食塩や添加物の入っていないものを使ってくださいネ。
今回は和豆と洋豆の缶詰!赤白のインゲン・青エンドウ・ひよこ豆・金時豆・枝豆が入っていました。コーンも少量のドライパックで。
利水滲湿とは、利尿して湿を取り除く方法ですから、収斂固渋させる酸味はあまり強くしません。
湿を乾燥させるには、辛みで温性のものをよく使いますが、今回は最近お試しで買ってみたパクチーペッパーを少し加えてみました。
パクチー風味のタバスコのようなものです。
パクチー(香菜)は辛温解表類…辛温で発散させる効能がありますから、ちょうどよかったです。
ずぼらなレシピですが、身近な材料で手軽に薬膳を意識することはできるという例です。
この日は鶏とカボチャ炒め、枝豆レモン塩ご飯と豆サラダ…その他煮物など。
ついでに、スイカの皮をレモン塩とだし昆布のかけらを入れてもみ、浅漬けにしました。
スイカは清熱類ですよ~。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント