薬膳的きょうのおかず・・・梅雨は湿を除いて健脾する
こんにちは。
おかげさまで台風は影響なかったものの、雨が降り続いています。
このところ一気に蒸し暑さが増し、早くもバテ気味で食欲不振になっている方もおられるのではないでしょうか?
湿邪の影響を受けやすい脾は、働きが低下するとまた湿を滞らせるといった悪循環に陥りやすいものです。
こんな時には脾の負担を軽くするために、健脾利湿を考えてごはんを作ります。
鶏むね肉とカボチャ・コーンの炒め物
材料(4人分)
鶏むね肉1枚、カボチャ1/6個、トウモロコシ1本、菜種油など炒め用の油少々
下味の調味料(塩・みりん・酒・こしょう 各少々、片栗粉適宜)
仕上げ調味料(酒・水 各大さじ2、塩または中華スープの素少々、ゴマ油少々)とろみあんのようにするなら、量を2~3倍にする。
作り方
①鶏むね肉はそぎ切りにして、繊維をつぶすようにたたき、下味をつけて30分ほど置く。片栗粉をしっかりまぶし、肉を広げるようにし て2分ほどゆでる。
②カボチャは皮を取って1センチ厚に切り、3分ほどゆでる。トウモロコシは生なら、粒を切り離しておく。
③フライパンに炒め用油を温め、カボチャ・トウモロコシ・鶏の順に入れて軽く炒め合わせる。
④仕上げ調味料を合わせて味を調え、③に加えて手早くからめる。
ポイント
鶏むね肉は、みりんをもみこんでおくと柔らかくしっとりとしますが、なければ砂糖少々でもいいです。鶏の臭い消しには酒よりも、あれば紹興酒をおすすめします。
片栗粉をまぶしてゆでるので口当たりがいいですが、繊維を断つように切るといっそう柔らかく仕上がります。
トウモロコシは、食塩や砂糖が加えられていない缶詰などを利用すると手軽です。
鶏の下味に塩を使っているので、仕上げ調味料を濃くしすぎないようにして、優しい味わいを楽しんでください。
鶏とカボチャで「補気健脾」し、この時期おいしくなってきたトウモロコシを合わせて「健脾利水」の効能を加えています。
黄色がきれいな炒め物ですが、黄色は「脾」の色ですよネ。そんなことを思いながら作っています。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント