あらためて思った…経絡の不思議!


こんにちは。

先日書いた「弁証論治トレーニング」たくさんの方にご覧いただき、ありがとうございました。

また夏の臓「心」をまとめていく中で、弁トレも予定しています。


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5日前、右腕を動かせなくなりました。

ふだんから筆圧強い、包丁を強く握りすぎる、右手右肩ばかり使いすぎる、重いものを持ちすぎる…で、右腕の疲れを感じやすいのですが、あの日は健康診断の採血で(右腕でしてしまった)妙な痺れを感じた?というか、まぁ変に力が入ってしまったことも多少は影響あったのでしょうか?

そしてその後、さぼり気味の体操教室で二の腕ひきしめマシンを使っていたとき、突然来ました…。

あ?あ”、あ”!痛っ…痛い!!腕が動かない! 右腕が痛みで動かせなくなり、曲げ伸ばしも捻りもまったくできなくなってしまいました。

どうやら筋を傷めたか?肉離れのような感じです。

しばらく待ってもいっこうに痛みがひかず、そのまま行きつけの整骨院へ直行しました、「先生痛いよ~、なんとかして~、助けて~!」と騒ぐ私をしばし静かに見つめていた先生は、厳かに「今日は通常の電気をかけて…は、あまり効果がないと思うので経絡のつまりを取ってみますか?自由診療ですけど」といいます。

「ん?痛みとれるなら、なんでもいいけどいくらですか?」「全身みて1万円です」「え”ぇ!」っと、思わず懐も痛んだ顔を見た先生は、「とりあえず、どれくらい即効性がでるかまだわからないので、患部だけを施術して3,000円ならできますが…」と。

「それ、やってください!」で、経絡って不思議体験が始まりました。


3dman_eu / Pixabay

いつも穏やかで物静か、優しい女医さんである Y先生が出してきたのはタイマーと、嫌~な予感のする先の丸い木の棒3本…。

まずい…これって、よくお笑い芸人さんが足つぼマッサージで絶叫&悶絶してるやつやん?

「じゃあ、ちょっとお腹めくってもらえますか?」と先生、いきなり胃の上脘・中脘・下脘の順に棒を突き立てて体重かけてグイグイ押し始めます!

がぁ…あ”あ”っ…ぎ、ぎ(ぎゃぁぁ)…先生!これ拷問?!あ~もうなんでも白状しますからっ!うわっ…と大汗、若干の涙と鼻水、呻き声の私に先生はクスッと笑っています。

30秒づつを何回か繰り返しようやくお腹は終了、次は左足・膝の内側~(少泣)、ふくらはぎ内側~、くるぶしの上~(麻酔して~!)、次は左手首の内側~ゼェ…ゼェ…(・・・)やっと終わり。

「いま、どんな感じですか?動かせますか?」「あ~先生、気絶するかと思った~…あれ?動きますぅ、痛くな~い!!」


先生の説明によると、患部から離れていても、患部に関係する経絡に詰まりがあると痛みや麻痺が出るので(不通則痛ですね)、そっちの経穴を刺激して治すんだそうです。

もともとの右腕の痛みはあっさり消えたものの、棒でグリグリ押し込まれた経穴の痛みは感じながら急いで帰宅し、さっそくどんなツボを押されたのか見てみました。

手陽明大腸経の肘髎(ちゅうりょう)、足太陰脾経の陰陵泉(いんりょうせん)、足少陰腎経の腹通谷(ふくつうこく)あたりを重点的に押されたような気がします。お腹は任脈より少し左だったよなぁ…?

でも経絡地図によると、主治はそれぞれに生理不順だったり心痛だったり、腹脹や下痢…と書かれています。

臓腑の病証への伝わりと、筋や筋膜などの痛みの伝わりとはまた違うのですね!もう奥が深いったらないですね~これだから中医学やめられません♡

薬膳学では主に帰経として、中医学でも理論としては経絡を学びますが、針灸の実践のように実際に経絡や経穴に触れて学ぶ機会がない私には、身をもって知る経絡の不思議体験でした。

痛かったけど、感謝です! いつか1万円握りしめ、歯を食いしばって全身コースを堪能してみたいと思います。

 

と、今回はおもしろ体験の日記になりまして申し訳ございません。

次回は「薬膳的今日のおかず・・・」です、お付き合いいただきありがとうございました。

 

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