貧血さんに、コクまろ美味しい!スペアリブとピーナッツのスープ
ふだんから貧血気味の 若いお母さんからのリクエストで、簡単な煮込みレシピを考えました。
髪や肌の乾燥も気になる…とのことでしたので養血・養陰潤燥する食材の組み合わせです。
血・津液(体のよい水分、体液)はどちらも陰に属しています。
スペアリブとピーナッツのスープ(4人分)
スペアリブ400g(あらかじめ3~4センチに切ってもらうとよい)、ピーナッツ(素焼き)120g、 無調整豆乳1カップ、白みそ大さじ3~4、塩と酒 各少々、小松菜 適宜、水6カップ。
作り方
①スペアリブに、たっぷりかぶるほどの熱湯を回しかけてアクを抜き、水で洗う。
②ピーナッツは薄皮を取る。(生の場合は1晩水に漬けてアク抜きし、水洗いする)
③鍋に水、スペアリブ、ピーナッツを入れて火にかけ、煮立ったらアクを 取り、弱火でふたをして約1時間煮込む。最初のうちに何度かアクを取って おけば、後は放っておいてよい。この間に味付けすると肉が固くなるので 注意。
④豆乳を入れてから、酒、塩、味噌で味を調え、ひと煮立ちさせる。青みに ゆでた小松菜をあしらう。
ポイント
スペアリブを、最初にひと手間かけてきれいにすると、臭みがなくおいしく食べられます。
脂が嫌な方は、③の後に粗熱を取り冷蔵庫で少し冷やすと、表面に脂が浮いて固まるので取り除き ましょう。
白みそを使うとまろやかさが出ますが、好みの味噌でもだいじょうぶですョ。塩加減に注意してくだ さい。
食薬の効能
スペアリブ・・滋陰潤燥、養血補虚、通乳
ピーナッツ・・補血止血、補脾潤肺
豆 乳・・・・補虚養血、潤肺化痰平喘、利尿通便
小松菜・・・・養陰潤燥
体を温めたり冷やしたりしない平性のものでできています。血虚は陰液の不足ですから、辛温や体を熱くする食薬を使っては消耗させてしまいます。味噌は涼性で鹹味を持ち、適量で血虚の滋養に働きます。
養血類には、身近なものにホウレンソウがありますが、シュウ酸の作用で吸収が悪くなるため豆乳とは 合わせません。同じ養血類でもニンジンならいいでしょう。
この組み合わせは、通乳といって母乳分泌不足の改善にも働きます。産後のお母さんは、出産や授乳で 特に血を消耗しがちですし、育児のストレスはさらに消耗をすすめます。
いろいろな薬を飲めない時期ですから、食事で補い調えていけるといいですね!
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