弁証論治トレーニング・設問③④⑤
弁証論治①と②をご自分で考えてみた方はいかがでしたか?
症例が単純なものは答えも分りやすいのですが、複数の病気があるとき、病因病機についていろいろ考えられるとき、どの弁証方法でアプローチしたかによっても答え方は違ってくることがあります。現代のお医者さまも、先生によって診断や治療法が変わることありますよね。

もし証名がテキストの通りに思い出せなくても、意味が通じるように考えて書いてみましょう。漢字3文字~6文字くらいにまとめてみてください。体のどこを・どの臓腑を?どのように治す(補う・取り除く・調和させる)?を文字にして入れ込むといいですね。いきなり完璧を目指さなくても、理解したものを積み上げていけば大丈夫!少~しづつでもいいので、根気よくいろいろな可能性を探ってみる、調べてみることです。私もときどきメンテナンスして、補足説明をしていくつもりです。
今回からは症例を先に投稿し、後から分析・弁証・立法・食薬・施膳・アドバイスを書きますので、トレーニングにしてください。
症例③

16歳、女性。生理痛に悩んでいる。毎回、生理のとき片頭痛や下腹部の 痛みがある。出血に黒っぽい塊がある。生理期間中に下痢しやすい。 手足が冷たい。
症例④
男性、9月8日に受診。顔が赤い、鼻血がでる、のどが渇く、午後に微熱、皮膚が乾燥、ここ何日か 便秘。

症例⑤
45才、女性。ここ半年ほど疲れやすくめまいがする、手足に力が入らず 無力感、自汗、足がむくむ、顔色が萎黄、食欲がなく食後にお腹が脹る、 子宮や肛門が下に引っ張られるような感じ、下痢しやすい、舌淡胖大苔白、 歯痕、脈虚。

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